長すぎる夢とその世界の重力
2022-04-20新作が配信される。
作品へのリンクと告知記事へのリンクを張っておく。今のところ無効なリンクだが、然るべき日時の後(具体的には4/23日の朝九時以降)にアクセスできるようになるはずだ。よろしくお願いします。待っていると無料で読めるようになるが、500円/月で無限に読めるようになる。Q. エゴサとかする? A. する。
これが原理なのか定理なのかはさておき、次の式は現実をよく説明している。
$$ F = \frac{GmM}{r^2} $$
ここで、\( F \) は2つの物体の間に働く力、\( r \)は2つの物体の間の距離、そして\( m \)と\( M \) はそれぞれの物体の質量、\( G \)は万有引力定数である。
また、ある球体の半径を\( r \)、密度を\( d \)とすると、
$$ M = \frac{4}{3} \pi r^3 d $$
が成立する。従って、
$$ F = \frac{4\pi Gmd}{3} r $$
が成立する。換言すれば、
世界が大きいほど、その重力も大きい
大学二年生のとき、友人の一人が、「万有引力は詩になる」というような事を言った。それを正確に思い出すことはもうできないが、おおよそ、次のような内容だった。
長い夢
そこにいつづけてはいけない
歩くたび
世界が大きくなり
やがて
目覚められなくなる
野蛮な考えから
確かに、これは1つの仮説ではある。もう少し頑張れば、ちょっとした設定にすらなるかもしれない(ただ、あまりにも大きすぎる星は自重によって凝集していくだろうとも思う)。
何にせよ、彼は夢には密度があるのだと思っていた。
それはかなり楽観的な考え方だった。