第二回かぐやSFコンテストの最終候補に残っている
これは何?
第二回かぐやSFコンテストの最終候補作に選出された。リンクはここだ。14日から閲覧と投票が開始されるようだ。とにかく何本でもいいから読んで投票してほしい。この件について、私からいえることはこれだけだ(コンテストの規約上そうなっていて、私はこの規約に完全に賛同している)。
第二回かぐやSFコンテストの最終候補作に選出された。リンクはここだ。14日から閲覧と投票が開始されるようだ。とにかく何本でもいいから読んで投票してほしい。この件について、私からいえることはこれだけだ(コンテストの規約上そうなっていて、私はこの規約に完全に賛同している)。
もう私にはわかっている。君たちがどんな武器を持って私の脳内になだれ込んできたかが。
生物学的本質主義者たちが列をなしてやってくるのが私には見えていた。『安全な性交』を持ちだしてきた父権主義者たちも後ろに控えている。同意の概念まで引き連れてきやがって。フェミニズムの著作がどえらく積み重なっているのもわかる。ドウォーキンにマッキノン。マリオン・ヤングまでおでましとは。青少年健全育成条例の読経の声。勤行は長く厳しく続く。
もう一方の入り口からは汗のにおいがする。男たちの匂いだ。江戸時代がなんだって? 落ち着けよ。性淘汰? 利己的遺伝子? おまえはどういった種類の実在論を信じているんだ。性的ライバルを無意識に蹴落とすだってよ。禁断の果実がどうの。科学教育を受けたフロイトみたいだぞ。STEM教育の賜物がおまえなのか? テレーズ・ブランシャール的な興味を持ったやつもいるみたいだ。ガチガチの自由主義者は窓から入ってくるんだな、理論武装して……。
本邦が終わっていることは周知の事実で、どこに行っても、開口一番「日本って終わってますよね」と言えば、その場におけるインテリの地位を確立できる。一方で、その言葉の裏には、長年の羨望――つまり、いつになったら日本は『一等国』になれるのか――があるのも事実だ。
この記事では、本邦がいかに終わっているかを概観し、その後、霞ヶ関が東京大学の新入生を洗脳して年収2000万の俸給で雇うことによって、日本がOECDの一員として恥ずかしくないレベルの先進国へと発展するだろうと論ずる。
更新が途絶えていた。私が忙しかったからだ。もちろん、諸君らには何の関係もないことだ。ところでU-temo先生の新連載がスタートしている。『今日はまだフツーになれない』だ。面白いので読もう。