日記
日記
ある種のスケール感覚というものが人間は先天的に備わっており、この観点から見ると、ノムは最低でも175cm程度の身長が必要である。 こと、#燦鳥ノムと一緒にお花見ができる現代においてはっあっ
ノムさあ……ちょっとさあ…
ある種のスケール感覚というものが人間は先天的に備わっており、この観点から見ると、ノムは最低でも175cm程度の身長が必要である。 こと、#燦鳥ノムと一緒にお花見ができる現代においてはっあっ
ノムさあ……ちょっとさあ…
これはおそらく日記ではない。
私は八角が好きではない。スターアニスとおしゃれっぽく呼ばれているのもかんに触る。スターときてアニスと来ると、私の頭には肛門だとしか思えない。スターでアヌスだぞ?
子供の頃、豚肉の煮物の中に八角がよく入っていた。 我が家の煮込み料理は基本的に煮込みすぎで、しょうが、にんにく、八角などの小さな内容物は全て煮砕かれ、『名付け以前』とでも言うべき原初状態を取り戻していたため、私があのフレーバーと八角を結びつけるのもずいぶん遅れてからだった。 したがって、八角が嫌いだと私が自覚したときには、私は既に好き嫌いを言っていられるような年齢ではなくなっていた。それゆえ、私は嫌いなものをそれと知りながらずっと食べ続けることになった。 これが私の精神的発育にもたらした影響は計り知れない。
これは私の好き嫌いの話だった。この話をしていたら、私が八角を八角だと認めた頃の記憶がよみがえってきた。それは中学何年生かの時で、暇つぶしに読んでいた国語の教科書には、確かこんな話があった……。
アニスである。
サカナクションの『新宝島』を聞くたびに、どこかで会ったような中年女性の顔を思いだし、不吉な予感を覚えたものだった。考えた末、中国の卓球選手『丁寧』の存在に私は行き着いたが、正確を期すなら、実際に脳裏をよぎっていたのは王楠だった。これは私の記憶の話だ。そして今からするのはチーズケーキの作り方だ。
本当に何も言うことがない生活を送っている。特筆するべきことも無い。ラテンアメリカ小説の翻訳家・研究家が死んだ。これは嘆かわしいことだが、私の話ではない。語ることがない人間は、他人の痛みを知りたがる。